2015年6月第4週

「自然の実りを見守る」栽培を実践

「達人・古郡正さんのプラム」

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古郡さんの畑に足を踏み入れると、樹の下に生い茂っている草のツルが靴に絡みついてきます。そんな畑での栽培は一言で言うと「樹が自然に実を付けるのを見守る」。果樹は病害虫に弱く、農薬を使わずに栽培するのが難しいのですが、古郡さんは農薬に頼らない栽培を目指しています。動物はエサを求めて動き回りますが、「植物は同じ場所に留まって生長していく」という事実に気付いたときから、必要以上に手を加えることをやめました。さらに、農薬だけでなく肥料を与えることもやめました。肥料を与えることにより実は大きく太ります。肥料を与えて収量を上げる農家もありますが、古郡さんは「その木に見合う大きさでいいよ」と笑って答えます。そんな古郡さんのプラムには、自然に作り出された、しかも本当にこくがある甘みを感じます。